WinActorの各種ノードにおけるファイルの指定方法には
「絶対パス」と「相対パス」の2つが基本的に利用することが可能です。
例)
■そもそもパス(Path)とは
パスは対象のファイルやフォルダが
パソコンのどこに保存されているかを表す「住所」のようなものです。
人の手では直接ファイルをクリックして操作などを行いますが
WinActorではパスを利用して、ファイルを用いた各種操作を行います。
パスの取得方法については下記FAQをご参照ください。
◆(WinActor)パス(Path)の取得方法について
https://support.roboroid.jp/hc/ja/articles/360003538712
■絶対パスとは
対象ファイルまでのパスを最初から最後まで完全に記述する形式です。
目的ファイルの位置が変わらなければ必ず指定できるなどのメリットがあり、
WinActorでは基本的にこちらを利用してファイルを指定するケースが多いかと思います。
別名「フルパス」とも呼ばれます。
例えばデスクトップにある「sample.xlsx」の場合、以下のように記載します。
C:\Users\(ユーザ名)\Desktop\sample.xlsx
上記のように「C」ドライブの「Users」フォルダの中にある
「(ユーザ名)」が持っていて「デスクトップ」に置いてある「sample.xlsx」
と全ての経路を記載する方法が絶対パスです。
■相対パスとは
現在のファイルを起点として、対象ファイルまでのパスを記述する形式です。
WinActorでは「現在のファイル」が「シナリオファイル」となります。
シナリオファイルと対象ファイルの位置関係が変わっていなければ
別端末でもパスの修正が必要なくなるなどのメリットがあります。
1.シナリオファイルと同じフォルダにあるファイルを指定する場合
シナリオファイルと同じ階層にファイルがある場合、以下のようにファイル名のみで指定が可能です。
Sample.xlsx
2.同じ階層にあるフォルダの中にあるファイルを指定する場合
シナリオファイルと同じ階層のフォルダの中にファイルがある場合、
以下のようにフォルダ名とファイル名のみで指定が可能です。
資材\Sample.xlsx
3.1つ上の階層にある別のフォルダ内にある場合
シナリオファイルの一つ上の階層にあるフォルダの中にファイルがある場合、
以下のように「..」とフォルダ名とファイル名のみで指定が可能です。
※「..」は一つ前の階層を示す記号となります。
..\資材\Sample.xlsx
※「..\..\資材」など2つ利用することで2つ前のフォルダを指定することも可能です。
作成日: | 2023/11/08 |
更新日: | |
検証バージョン: | WinActor v7 |