WinActorにてキーボード操作を行う場合「エミュレーション」というノードを利用します。
「エミュレーション」では予め設定したウィンドウ情報に基づいて情報に一致するウィンドウを探し出し、
対象ウィンドウに対して登録したキーボード操作やマウス操作を行うことが可能です。
以下では「自動記録機能」を活用して、キーボード操作の登録と編集を行う方法について解説いたします。
【処理概要】
Excelファイルに対してショートカット操作「Ctrl+V」(ペースト)を記録します。
※本内容は一例となります。
Excelにてペースト操作を行う場合には以下専用ノードを利用することで、
より安定した操作にて代替が可能でございます。
・「ライブラリ」->「18_Excel関連」->「07_コピー&ペースト」->「Excel操作(ペースト)」
【操作手順】
1.WinActor画面上部の(記録対象アプリケーション選択)ボタンをクリックします。
2.マウスポインターがターゲット選択ボタンに類似する形状に変化したことを確認し、
Excelのウィンドウをクリックします。
※v6以前ではクリック時に背面のウィンドウにもクリック操作が行われるため、
ボタンなどが配置されていない箇所をクリックしてください。
3.クリックしたウィンドウによりWinActorが自動的に記録モードを選択しますので、
「エミュレーション」になっていない場合切り替えます。
4.記録モードの左側にある(記録)ボタンをクリックします。
5.記録操作ウィンドウが表示されますので、
「操作中の待機時間も記録する」からチェックを外します。
※本手順は必須ではないですが、チェックが入っている場合
この後の記録操作中に経過した時間分だ自動で待機時間が設定され、
意図せず長時間の待機時間が設定される場合があります。
6.Excelのウィンドウを前面化し、記録したいショートカット操作を行い
操作内容が「操作記録リスト」に表示されていることを確認します。
7.「アクション化後停止」を選択すると、WinActorのシナリオ編集画面に
「エミュレーション」を含むグループが作成されます。
8.必要に応じて「エミュレーション」の記録内容を編集します。
▼編集ポイント
項目名 | 概要 |
マウス |
エミュレーションにおけるマウス操作に関しては、 そのため、ウィンドウのサイズや拡大縮小率が変動した場合には ※記録時に意図せずクリック操作が記録された場合「削除」を行ってください。 |
待機 |
エミュレーションは登録されているキー操作を高速で送信します。 その際に受信側のアプリケーションにて全て処理されずに |
エミュレーションの編集については下記FAQも併せてご参照の上調整をお試しください。
◆(WinActor)エミュレーションのプロパティについて
https://support.roboroid.jp/hc/ja/articles/360004245951
作成日: | 2024/04/05 |
更新日: | |
検証バージョン: | WinActor v7 |